やっと出て来た言葉に少しホッとする。

やつの顔を見たら
顔を丸くして
頬を赤く染めていた。

そして出て来た答え。

「…う、嬉しいです!」

プハッ

その姿に何となく笑いが出る。

あざ笑ってるんじゃない。

ただ…

「あ、あの…私、先輩の顔ちゃんと見たいです!ちゃんと先輩の目、見て私も好きだって言いたいです! だ、だから…め、めがねを…」

ただこの姿がかわいらしく感じられて

だけど

「それはやだな」

まだ熱の下がってない自分の顔を見せられたくなくって少し
いじめてみる。