何をして欲しいのか
俺はよく知ってる。

彼女の体を本棚に軽く押し付け
キスを始めた。

「―――ぅん、――慎也――っ」

キスの空き間に俺の名を呼ぶこの女。

あぁ、わかった。

次に進みたいんだよな。

俺は本棚に付けてた片手を彼女の太ももに移す。

俺の手が触れると同時にさっきよりもでかい声で
音を出すこの女。

「―――あぁんぁーっ」

今度は顔を首筋に埋めてみる。

「―――あぁんぁーっ、もっと、もっとして」

「急かすなよ」

「早くぅ」

まったくどれもこれも女ってもんは―――――



「あの…」