「ん…」

アタシの唇が、慎吾の唇に触れる。

そして、舌と舌が触れあう。

アタシって、こんなに慎吾のコトがスキだったっけ?

アタシはいっつも、キスにおちていく。

涼太の時だってそう。

別にそんなにスキじゃなかったのに、キスされると涼太の虜になってしまった。

今も同じ。

アタシはどんどん、慎吾の虜になっていく。


「あ、慎吾ぉ」

慎吾はアタシの服の中に手を入れた。

慎吾の手が、アタシの下着の中まで入ってくる。

気がつけば、アタシと慎吾は裸になっていた。

そして、時は12月26日午前10時40分。

ヤバッ!

アタシは、すぐさま服を着て、慎吾を起こした。

「ちょぉ、慎吾~!
起きて~!
アタシもう帰るよ~!」

慎吾は、ゆっくりと目を覚まし「おはよう」と、言った。

「じゃぁ、アタシ帰るね!!」

そう言って、アタシはダッシュで家に帰った。

さすがに、朝帰りはヤバいかなぁ…なんて思ってたが、対して怒られなかった。

よかった。