観覧車の中って、2人きりだから、何話してイイのかわかんない。

改めて、こうゆうところで2人きりになるのって…。


「見て!」

「ん?」

涼太の指す先には、ライトアップされた遊園地。

「うわ~!!
超キレイ!」


―その時、観覧車がてっぺんに達した。


チュ・・・・・・・・・・



ん?

んんん!?

今、唇が何かに触れた…。


キス?

だよね…?


目の前には、目を閉じた涼太がいる。


唇が離れる。

涼太はアタシの手をギュッと握った。

そして、また、キスをした。

今度は深い深いキス。

甘い甘い瞬間が流れる。


アタシはどんどん涼太を好きになった。