━━━あれから1週間経った。

今日は、涼太にアノ返事をする。


―待ち合わせは、カップルいっぱいの公園。

時間より、5分ほど早めに来ちゃったケド、涼太はベンチに座っていた。


「涼太ぁ?」

「あぁ、凛!!
座れよ」

そう言って、アタシに席をあけてくれた。

「アノッ…。
アノコトなんだケド」

涼太は、優しくて、なんとなく悲しそうな顔をしている。

そんな顔をしないで…。


「あのねッ、すっごい悩んだ結果なんだケド…」

涼太はアタシをじっと見つめている。

















「好きです」

















「…へ?」

「好きです。
付き合ってください!」

アタシは手を差し出す。

涼太も差し出す。