中々距離が縮まらないのを
見かねた悟さんが触れる寸前の距離まで来てくれた

「大丈夫だよ、俺と千里しかいないから。」
二人だけの屋上
誰もみていないなら

ちゅっ

触れるだけのキスをして離れようとしたら

「まだ足りない…」

頭に手を回され逃げられないようにする

角度を変えて何度もしてくる甘いキス…

甘いキスは段々と長く深いものに変わっていった

いつの間にか口内には悟さんの舌が入りこみ歯をなぞられ舌が絡みあう

「ぷはっ…」

悟さんはキスを止め笑顔で

「ごちそうさま♪」

と満足した顔で言ってきた

差し出された手を握り真っ赤に顔を染めながら二人で生徒会室に戻る


(千里は今日知りました!!会長はSだったのだと!!!)

(は??)

(千里がMだから会長との相性バッチリです★)

(恥ずい事大声で言うな!!)

(えー、仕方ないですねじゃぁ、千里がSしますから会長はMで!!)

(そう言う問題じゃねぇだろ!!)

この後―――

生徒会室に戻るとニヤニヤした顔で迎えられ唯は千里におめでとー!!と抱きついていた…
紫苑は顔を真っ赤に染めてぶつぶつと何かを言っていたが

書類も貯まってる事だしほっとく事にしといた

早く音楽祭の準備しなきゃならねぇし…

あぁ、めんでぇ~