【短編】彼のため[続編2追加]

「美沙ちゃんって、クールビューティー系だから。
かわいいって言葉が似合わなかったんだよ。
彼氏ができたら、変わっちゃってビックリだったな。」


美沙の事を思い出すと綻ぶ。


俺が引き出した美沙の素。


それがまた、想いを強くする。


あぁー。


やっぱ、変わらず大好きだ。


「じゃあ、佐藤くんが、美沙ちゃんを迎えに行くんだね。」


はっ?


なぜ?


「香苗ちゃん。
秋さんにそうしてもらうために、話しにきたんだよ。」


「えっ?
そうだったの?」


2人で勝手に話を進めてほしくないんだけど。


「秋さん。
わかったと思いますけど。」


「なんで、俺が....」


一応、元カレにあたるんだけど。


帰国早々に会いたくないと思うんだけど.....。


「姉さんが、そうしてもらいたいって。」


美沙が?


「美沙ちゃん、一番に佐藤くんに会いたいんだって。
そして、言いたいことがあるんだって。」


意味がわかんねぇ〜。


「まあ、姉さんは結局のところ、秋さんが必要って事です。
また、連絡しますね?」


太地は、言いたいことだけ言って帰って行った。