first・デート


「さっ、行こう。」


店の外にいた鈴木に声をかけた。


「お、おう。」


なんか焦ってる?少し顔が赤い気がするし、なんか隠したような…?


気のせいかな?


「ゲーセン行きたい。」


「うん。いいよ。」


そうだ!一緒のプリクラとってってさそちゃお♪


そんなことを考えていたあたしの手を、鈴木が握った。


手つないだのなんて初めて。


汗ばんでないかなとか、そんなことばかり考えていた。