しかし、ここまでハシャるハニーにはむかえるはずもなく、ブルーもピンクも、ロボを元の車の形に戻すと、駐車場にとめてある、残りのバスに乗り込む。


 その間、ずっと白井市長はゲームをやりながら、待っていてくれた。


 ……あいつ、意外にいいやつかもな…。


 思ったけど、それ言うと、調子に乗るから絶対に口にしない青山であった。


「あの…オレ、フツーに無理、ロボの操縦とかって…。」


 バスに乗り込み不安そうな顔を見せる和音パパ。


「大丈夫!!気合よ!!」


 まるで、女レッドみたいなヤツだな…。ハニーって…。


「まぁ、何とかなるでしょ?」


 ピンクは相変わらず能天気だ。


 …ってお前、その右手に持っているものは何だ~!?


「ん?焼酎だけど…飲む?」


 ダメに決まってるだろ!!!


「細かいことは気にしないで、行くわよ!!」


 いや、ハニーさん、細かくないよ!!


 全然、そこは細かくないよ!!


 無免許の上に飲酒だよ!!


 いいの!?


「公務員だから大丈夫よ!」


 だから、ピンクもそういうことを言うなぁ~!!