「見せてやろう!私の特殊技能!!」


 いうが、早いが、カミレンハニーはポケットから何かを取りだとする。


「あれ?…あ、ひかっかって…あ、これがコインで…あれ…どこだっけ?」


 いや…ハニーさん…無理に見せなくていいですよ。


 言ってくれれば…。


「あ…あった。」


 しかし、ブルーがツッコみを入れるより先にハニーのお目当てのものが見つかったらしい。


 それは…。


「なんだと!!」


 律儀に驚いてくれたのは、レッド。


 いや…驚くも何も、普通の運転免許じゃないか…。


 それだったら、俺だって…。


「チッチッチッチ…。甘いぞブルー。この免許書をよ~く見たまえ!」


 舌打ちしながら、免許書をグイッと前に出そうとする。


 しかし、木の上だから見えるはずもない。


 まったく…。


「ズームだロボ。」


 カミレンロボの画像がズームになって、ハニーの免許書が映し出された。


 そこに映っていたのは…。


「大型?」


 免許書の真ん中下辺りに書かれている『種類』の欄。


 そこに大型免許を示す「大型」の文字が…。


 いや…まさか…。


「その通り!!唯一、私だけがこの市役所の中で大型免許を持っていたのさ!!」


「なんだと~!!」


 いや…白井もそれぐらいで律儀に驚くなよ…。


「ま…まさか…。」


 それに付き合うレッドもレッドだけど…