ラブ☆ファミ&カミレンジャー

「ハハハハ…合体して、どうなる?言っただろう?この市役所第二棟ロボはその二体よりも優に20倍の税金を使っているのだ!!おかげで今年の公共事業代は、ほぼ0さ!」


 ………誰だ、こいつを市長にしたのは……。


「さぁ、どうする!!勝ち目はあるまい!!」


 二体のロボを前に勝ち誇る白井市長。


 しかし、悔しいことにアイツの言うとおりだった。


 アレだけ巨大なロボに勝ち目なんて…。


「ハハハハハ…。」


 青山が絶望に打ちひしがれた瞬間。


 その笑い声は突然彼らの耳に響いた。


 カミレンメンバー五人と、条野ファミリー四人が、振り向いた先にいた先にいたのは市役所の墨に立っているケヤキの木の上に仁王立ちしている美少女…。


 ミツバチ色の全身タイツを着ているところが、とても気になるが…もしかして…。


「……誰?」


 当然の質問。


「市役所納税課に配属されたはずだったが、何の因果か宇宙の原理。ビッグバン!如月蜜こと、カミレンハニーここに参上!!」


 美少女は、木の上で見事な戦隊ポーズを取ってくれた。


 カ…カミレンハニー?


「っていうか…ビッグバンと、宇宙の原理って違いますよね…。」


 いや、友梨ママさんも、そこではないと思います…。