「まだ、いいよ。結婚初夜のお楽しみで」



「結婚!?」



「しないの?」



「…する」



「俺、好きなモノは最後にとっとくタイプだからさ」



そう言ってイジワルそうな顔をする



「湊」



そんな表情を崩したくて



抱き締めてキスをした



「………予定変更」



「…え?」



「やっぱり、好きなモノ最初にしようかな」



そう言って抱えられた私



「どこ行くの!?」



「俺んち」



「ちょっと…待っ」