危険なkiss-美穂-

だが、そんな不安もいつしか消え

今では剛と手を繋ながら田舎道をずっと歩いている。

「ねぇ、何処行くの?」

三回目の質問に

「美穂がめっちゃビックリするとこや♪」

三回目の同じ答え

無人駅からかれこれ三十分は歩いているが田舎道は何処までも続いている。

携帯を見ると圏外

雪はちゃんとチョコ渡せたかな?

なんて下を向きながら考えていた