いつもみたいに モモちゃんはどこかの帰り お店に寄ってくれた 風が強い日で 古いお店の窓はガタガタ なっている ―カランカラン 「おはよ アオ」 「いらっしゃいませ」 もうほとんど 一人前のつもり モモちゃんが 「いつもの」 なんて言うから あたしは何だか嬉しくって 鼻歌うたいながら ちょっとは上達した ホットチョコレートを一生懸命 つくっていた