風にひらひら舞う
さくらの花びらを
追い掛けるように

あたしは走った


時間はたっぷり
あったけど


だって走らなきゃ
思いきり走らなきゃ
この先にあるいいこと

みんな逃げてしまいそう
な気がしたから

みんな待っててくれない
ような気がしたから



あんまり走って
心臓もう壊れちゃう
んじゃないかってくらい


それでも走った

顔が自然に笑っちゃう


あたし変な人みたい