ホームルームが終わって
廊下は帰ろうとする
生徒達でにぎわってた

あたしは人混みをかき分け
下駄箱に向かう


隣のC組の前を通ったとき
見覚えのある顔…

誰だろ…思い出せない…


そのとき
「おまたせ!」
とサクの声


ああ!

コウくんだ
…サクの…ね


サクは大好きな人の隣で
すごく幸せそうだった


「サク本当によかったね」


涙が出そうなくらい
嬉しいよ