「あんた…!大槻の―――!!」
「兄ではありませんよ、彼女を『送る者』です」
そう言って黒いコートの男は俺の前を通り過ぎると手に持っていた花束を他の花束が置かれた場所へと手向けた。
そして俺を見るなり頭を下げる。
「彼女の最後の願いだったんです。あなたに会うことが。だから私は彼女の願いを叶えた。本当ならば15日までは…ベッドの上ですが生き長らえることは出来たのに」
その言葉で俺は、全てを悟ってしまった。
残った僅かな時間を引き換えにして俺に会いにきてくれた事。
だけど馬鹿な俺は彼女のことなんて考えず先延ばしにして…あんな言葉を。
「兄ではありませんよ、彼女を『送る者』です」
そう言って黒いコートの男は俺の前を通り過ぎると手に持っていた花束を他の花束が置かれた場所へと手向けた。
そして俺を見るなり頭を下げる。
「彼女の最後の願いだったんです。あなたに会うことが。だから私は彼女の願いを叶えた。本当ならば15日までは…ベッドの上ですが生き長らえることは出来たのに」
その言葉で俺は、全てを悟ってしまった。
残った僅かな時間を引き換えにして俺に会いにきてくれた事。
だけど馬鹿な俺は彼女のことなんて考えず先延ばしにして…あんな言葉を。


