「お前、上目遣いはやめろ。」 上目遣い? 「しっ…しょうがないじゃないですかっ。先生のが背高いし。」 といって慌てて俯いた。 「にしてもお前、顔赤くないか?熱、あるんじゃないか?」 先生は私の顔をのぞき込んできた。 「なっなっ…なんでもないですからぁっ!!」 わたしは先生を押してヤケになって走った。 「あっ、おい!!」 なんて先生の声が聞こえるけどきにしない。