───…… やっと準備室が見えてきた。 はぁ…… 無駄に広いんだから……この学校… そして、ドアをおそるおそる開けた。 先生は前と同じ場所に座っていた。 「今日、二度目の遅刻ですねっ、相川さん♪」 きやぁぁぁぁあ!!!! 語尾に♪がついてるぅ―――Σ 危険だぁあ!! 「ごっごめんなさい!!」 慌てて頭を下げて謝る。 「どんだけ僕を待たせてるんだろうねぇ。」 ちらっと時計を見る。 「にっ20分?」 「こら、サバよむな。30分だろ。」 わぁ☆ 口調がかわったぁ……