「留美ってさ―――真人のこと好「あ―――!!!!もうこんな時間!!やっば!!補修いかなくちゃあ!!バイバイ☆」 「ちょっとぉ!!留美っ!!」 わたしは一目散に教室を出た。 はぁ~ 花穂にばれちゃったよ…… そぅ、私は真人が好き。 多分、入学式の時から気になってたと思う。 見てのとおり、片思いだけど…… って…… 「まじめに時間やばぁぁぁあい!!」 補修が始まる時間はとっくに過ぎていた。 「急がなきゃぁ!!」 私は廊下を全速力で走った。