「え?……ああ!!ゴメンナサイ……」 わたしは顔を真っ赤にして俯く。 それから車内に無言が続いた。 しばらくすると 「家どこ?13丁目ついたけど。」 ハッとして車の窓の外を見る。 するとちょうど数十メートル先に偶然にもわたしの家があった。 「あっ、あの青い屋根の家です。」 「はぃ、ついたよ。」 「あっ、ありがとうございます……」 わたしは軽く頭をさげて 車から出よう と思った。