「うわぁ～・・・雨が降りそうだョ。。。」



私はそう言ってぬれたら困るので学校までダッシュした。



私の名前は、羽須美　椛［はすみ　もみじ］



私が、今向かっているのは今日から新しいスタートを踏み出す・・・・



いわゆる、転校先の学校白河学院という学校だった。



それは、人口が５０００人弱の村の中にある、唯一の学校だ。



子供の人数はその５分の１の１０００人ほどだ。



でも、なぜだかは知らないけど、まるで市立のような設備なのだ。



私も、その学校は写真越しでしかまだ見たことが無かった。



だけど、その見た目は一瞬外国のお城かと思ってしまったほどだった。



その学校には、小学校から高校まで全部が入っていた。



小等部から、高等部までの全校生徒は９５０人ほどらしい。



そのなかの、中等部に私は通う事になったのだった。



「すご・・・・・。」



私は、学校の校門の前で一瞬立ち尽くしてしまった。



それは、写真で見ていたのよりもはるかにすごいものだった。