†Wind†


それから先生のキャンプ教室の説明は、本当に大まかな説明で終わり―――

キーンコーンカーンコーン

チャイムが鳴ったと同時に先生は教室から出て行き、再びクラスがガヤガヤし始めた。

「あの…ぉ…」

さっき配られたプリントをファイルにしまおうとしていた時だった。

アタシは驚いた面持ちで、声のする方を向く。

そこには、

藤内の前の席のコが柔らかい笑みを浮かべ、ちょこんと立っていた。