呆然とその場に立ち尽くす俺に
「は~るきっ!!」
修太の満足げな俺を呼ぶ声が聞こえてきた…。
声のする方へと顔を向けると修太に続いて克己がコッチに向かって来てる。
『修太…克己』
目の前に立った2人の名前を力なく呼ぶ。
まるで放心状態の俺。
「春輝見てたぞ!脈ありなんじゃね?」
「あぁ!!瑠雨ちゃんがあんなに取り乱すなんてなぁ!!」
「良かったな!!春輝」
そう言って修太と克己2人が俺の肩をバシバシ叩く。
痛いんだけど…。
っつうか、脈あり?良かった?
何言ってんだ?
明らかに嫌われちまっただろう?
怒って帰ったし。
『いや…あれは失敗だろ!?』
叩かれた肩をさすりながらそう言うと
「何言ってんだよ?むしろ成功だぞ?」
克己がそう言った後
「あぁ!小牧思いっきり動揺してたじゃん?」
と修太が言った…。
『でも…怒って帰ったし…。』
ボソッと言うと
「ばぁ~か!何とも思ってない奴がチョコもらったぐれぇで怒って帰るか?」
呆れ顔で笑いながら克己がそう言った。
「何かしら理由があんだろ!」
修太もからかうような口ぶりでそう言った。
『理由…?』
俺がそう口にすると
2人とも頷いた。
『理由って…例えばどんな?』
「それは俺らの言うことじゃねぇな!」
「あぁ!!その内小牧の方から何かしら動きがあんだろ!」
動き?
『どういうこと?』
いまいちよく理解できない俺
「それは俺らの口から言うことじゃねぇな!なぁ?修太」
「あぁ!!まぁとりあえず計画は成功した!あとはお前と小牧次第だ!俺らは後は何も口出ししない!!」
なんだ…2人とも教えてくんねぇんだ…


