やっと終わった帰りのホームルーム
俺はまだ鞄に荷物を詰めて帰り支度をしている瑠雨より先に教室を出て
廊下で瑠雨を待ちながらもチョコを渡してくれるはずの修太の妹さんを待った。
俺はちょうど教室の後ろのドアの前の廊下で壁に寄りかかっている。
だから一番後ろの席の瑠雨の様子が分かる状態。
瑠雨が鞄を持った途端に
「あのっ!箕輪春輝さん…ですよね?」
ためらいがちに俺に問いかける女の子が目の前に来た。
その女の子は昨日修太の携帯でみた女の子
修太の妹さんだ。
軽く頷くと
「よかったぁ。違ってたらどうしようかと…兄から事情は聞いてるんで!コレ受け取ってください!」
ホッとしたように言い笑顔で恥ずかしそうに頬を染めて
ピンクの可愛くラッピングしてある小さめな箱を俺に差し出した。
修太の妹さんの笑顔につられてつい俺も笑顔で受け取る。
そのとき瑠雨の視線は感じてた…。
修太の妹さんは写メも可愛かったけど実物はもっと可愛い。
まぁ、俺には瑠雨だけだけど。
そんなことを考えてから
『ありがとな!』
そう言うと
「いえいえ!では!!」
と言って足早に去って行った。
いくらなんでも3年の階には居づらかったんだろうな。


