家に帰ってからの俺は
ずっと瑠雨にキスしてしまったことを思い出していた…。
夜ベットに寝そべっては
唇を指で何度もなぞり
瑠雨の唇の感触を思い出していた…。
『柔らかかったな…』
ポツリと呟いた。
でもやっぱり罪悪感は消えないもので
勝手にキスしてしまったことに
申し訳なさが蘇ってくる。
瑠雨に知られたくない
瑠雨に知られたら嫌われてしまう。
軽蔑されてしまう…。
自分でまいた種だけど
幼なじみという関係さえもがなくなりそうで恐くて
俺は隠し通そうと決めた…。
そのためには何もなかったかのように
いつも通り今まで通りに
振る舞わなきゃならない。
だから次の日俺は
いつもどおりで
普通に瑠雨と目を合わせて
毎日一緒に学校に行く瑠雨を
何事もなかったかのように迎えに行っていた…


