軽音かぁ…


私には無縁な場所だなぁ…


――――…


大学は新歓で活気づいていた。

その勢いに押されながらもサークルを回ってたくさん話を聞いて。


あっという間に夕方になっていた。



「じゃああたし今日から飲み行くわ!優紗どうする??」

「あたしは田舎からおばあちゃん来てるし、今日は帰る」

「じゃあメールする!また明日ね!」

「うん!また明日!」





私はこれから始まる大学生活が楽しみで仕方なかった。



たくさんのサークルのチラシと、期待でいっぱいの気持ちを弾ませながら帰宅した。