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「爽もまだまだ子供やなぁー」
「……あ?」
昼休み。
城山愛と連絡とれなくて、携帯を机に叩きつけたら、俺の目の前で黙々とパン食ってた朝比奈が言った。
「…誰がガキだって?」
「爽だって言うとるやん」
「俺のどこがガキなんだよ」
「んー……愛ちゃんが電話出てくれへんから、イライラしとるとことか?」
「……うるせぇ」
図星で、言い返せない。
「それに、名前で呼んでもらえんくてスネるなんて、まさにガキやんかー」
意識的に、携帯を朝比奈に投げつけた。
スピードをもったそれは、キレイに顔面に当たる。
「いだッ!!ちょっ、爽なにすんねん!!痛いやろ!!!」
「そりゃあ携帯は堅いからな。痛いに決まってるだろ、馬鹿が」
しれっと告げて、落ちた携帯を拾う。
「……図星さされたからって、やつあたりすんなやー…」
「何か言ったか?」
「……何にもー………あ」
すると、朝比奈はニヤニヤ笑い出した。
「なぁー爽ー」
「……何」
気持ち悪ぃな。
「愛ちゃんの隠しごと、教えたろかー?」


