俺様!何様?執事サマ!?



どうしよう

どうしよう

どうしよう。


相手は男3人だし、周りに人はいないし。

さっきまでの強気はどこかへいってしまった。




――こわい。




「や…ッ!!」

男の手が太ももに触れた。

気持ち悪い。

触んないで。


「悪いんですが…お嬢様の命令ですので」


言葉とは裏腹に、ニヤニヤと笑う男。

やだ。

誰か……





「早坂…そ…っ」





助けてよ。


あんた、私の執事でしょ。