昨日のお姉様がたと一緒に、男の人が3人。
たぶんそれぞれの執事だろう。
みんな、体格がいい。
……6対1は卑怯じゃないか?
「あなた、爽サマだけじゃなくて櫂サマにも手を出してるのね?」
また言いがかりか…。
「今日も朝、あんなところで…ねぇ?」
……いや、別になにもしてないし。
「あなたのような庶民がそんなの、おかしいでしょう?」
すると、男の人がひとり、私に近寄ってきた。
「だから…ちょっと懲らしめてあげようかと思いますの。いいわよ、田中」
その声を合図に、私は地面に倒された。
田中と呼ばれた男が、上に乗っている。
「ちょ…なに…」
「爽サマにも櫂サマにも、してさしあげてますのよね?」
何をだよ!!
――ブチブチブチッ!!
ブラウスの前が裂かれた。
ボタンが飛ぶ。
お姉様が、ニヤリと笑った。
「――ヤっておしまい」


