――次の日。 私は早坂爽と顔を合わせたくなくて、早く起きて、早く部屋を出た。 だって、あいつの顔みたら、絶対恥ずかしいし!! ……それに…… 「……ドキドキ、するし…」 あれから、胸の高鳴りが治まらなくて。 なんかもう寝たのか、寝てないのか、わかんない。 ふらふらするかも。 あー。 ………どうか今日は何も起こりませんように!! 神様、いっちょよろしく!!