俺様!何様?執事サマ!?




すると、意地悪な笑みをうかべる。



「………よーく聞けよ?」

「う、うん」



私を抱きしめる。

変わらない、私たちの香りがまざる。



耳元で、爽の声。








「……俺は、愛しかいらねーし、欲しくない。愛しか見えないから、安心しろ」








その少し照れたような声が、言葉が、嬉しくて。



私の目から、涙があふれた。