それで説明はひと通り終了のようで、早坂爽はペンを置いた。

「わかった?」

うん、わかった。


「…つまり…」



私は立ち上がった。







「あんた私をだましたってことかーーッ!!!」








興奮する私に、執事スマイルをむける。

「騙すなんて人聞きの悪い。逆にありがとうといってほしいぐらいですが」



………………きゅん。




「…その口調、私弱いからしゃべるなぁ!!」

なに胸キュンしてんだ私!

「はいはい…んで?どうする?」



一変して、ニヤニヤと私を見る。

……人ってこんな一瞬で変われるのか。