寮に戻って、自分の部屋のベッドで、泣いた。 ポケットで携帯がしきりに鳴っている。 ………爽だ。 なんでよ。もう私の執事じゃないんでしょ? 「爽の、ばか…っ」 携帯の電源を消す。 うるさい音が途絶える。 そして、静かになった部屋で、私はいつのまにか眠りについていた。