そんなあたしをギロッと見上げ、
「ほうきとちりとり持ってきて!!」
そう言い放ちました。
「はい。」
と返事はしたものの、ほうきがどこにあるのかわからないあたし。
他のバイトの人を捕まえ、場所を教えてもらい、再び田中さんのもとへ。
「じゃあ、ここ、片付けてね。」
戻ってくると、さっきとは逆の立場に。
あたしが片付け、田中さんがそれを見ている形になった。
あ~あ・・・これじゃ、完全にあたしが割ったと思われるじゃんか・・・。
田中さんに苛立ちを覚えながらも、渋々片付け始める。
・・・と、田中さんにとてつもない言葉を告げられた。


