3年生の教室に着くなり、瑞希が
「すいませぇん。新庄先輩いますかあ?」
また大声だしちゃったぁ…。いつもの事だけどさぁ…。ほら、みんなこっちに注目しちゃってるし…。
「誰あれ?1年が教室くるなんて珍しいな。」
「てかめっちゃ可愛いぢゃん★」
すると彰先輩が走ってきた。
「あー。ごめん!なに?」
「彩乃が話あるそうです!」
「あっ…彩乃ちゃん。どうしたの?」
「あっあの、これ。朝のお礼です//」
「まじでくれんの?ありがとっ♪」
「あ、いえ。そんな大したもんじゃないですし…。」
「また話そうね♪ありがとっ♪彩乃ちゃん。」
「はいっ!じゃあ…また…」
はぁー…。良かったちゃんと言えて…。ドキドキしちゃった。ふー…。
「良かったね★渡せて。」
「うん。」
「それより新庄ってなんか聞いたことあるよね。誰だっけ?」
「あたしも思ったんだけど分かんないの。」
まあいつか思い出すよね。気にしないでおこーっと…。

