「彩乃ー。おーい…。」

「あ。ごめん!なに?瑞希。」

「なんか朝からぼーっとしてんね。またなんかあったの?」


「まぁね♪」



また彰先輩に会えたらいいのになぁ…。
3年生って関わりないからなぁ…。


「で。なにがあったのぉ?」

瑞希に話した。

「3年かぁー…。う〜ん…出会えないねぇ…。」


「うん…。」


「3年生の教室までいっちゃおっか!なんかお礼でも渡したらいいじゃん!」


「いや…でも…。」


「そうと決まったら早くお礼の品買いにいかないとっ!時間なくなっちゃう。」



ほんとに大丈夫かなぁ…。なんか心配だなぁ…。


あたしたちは、ちいさなキャンディーを買って3年生の教室へと向かった。