「ねえねえ、あの人、何なの??」
「え?」
華那ってばイキナリ質問するもんだから、びっくりして、全然話しを聞いていなかった。
「だからあ、あの、授業中ずっと話してた男の子!!」
「ああ、あれは、サヤコちゃん、、、?の話を聞いてただけ!」
そういうと、
 ふ~ん
なんて面白くなさそうに言った。
でも、それは華那だけで、
「でも、結構似合ってたよ!」
なんて、実衣奈は超たのしんでるし!
「な、、なんで、そうなるの!」
噛みまくったアタシを笑う二人。
くっ悔しい!
アタシは、それでいっぱいいっぱいだった。なのに、
「ちょっと、一緒に話そうよ。そこのオジョ-サン達?」
なんて、甘ったらしいセリフを言っってきた、ヘンなクラスの男子。
そんなのに興味無いからアタシ達は、シカトしてたんだけど、
思ったよりしつこくて。
「何なに??イキナリシカトとかさ、ありえなくない?俺、超寂しいんだけど。」
1番最初にキレたのは、華那で、
「第一、アンタらに興味ないいから。」
なんて、ケンカうっちゃって。
やばくなるかなあ?って思ってたアタシの予想を上回ったアイツのコトバ。
「へえ-。君、ク-ルだね。そんな君、超すてきだよ。」
アタシは吐きそうになった。
でも、次にキレたのは実衣奈で、
「つか、アンタら誰?」
と、言った。
久しぶりにキレた実衣奈を見たアタシは、驚いた。
いつもは、こんなコトではキレないはず。
おかしいな。
でも、あの男は、引くこともなくて。
「あ-あ。自己紹介ね。忘れてたァ。俺は、、、」
「そんなモン、聞いてねえよ。」
早く離れて欲しいと思うウチらは、もうブチキレてた。