マジ許せねぇ研吾って奴。


朝里を何だと思ってんだ。


看護師が聞いて呆れる。



俺が朝里を守る。



研吾なんかに負けるもんか。


今まで朝里には、ただのクラスメイトとして、接して来た。



たけど俺は覚悟を決めた。


朝里に好きだと伝える。



そして朝里を支える事と、ずっとそばにいたいと話す。


もし断られても構わない。


俺のこの想いは変わることはないから。



いつも冷静な博史が苛立っている。



『真人朝里のそばにいてやれよ。


俺も沙織も朝里を支えてやりたいと思ってる。


ずっと友達でいたい。


今の朝里には真人が必要だと思う。


人の弱みにつけこむみたいだけど、


真人朝里に告れよ。


真人にしか朝里を守れない。』



真人が苦笑いした。



『博史に言われなくても、俺は朝里に自分の想いをぶつけるつもりだ。


朝里を泣かせる奴を俺は許して置けねぇんだよ。


研吾って奴絶対許せねえ!』