パパが嬉しそうな顔をした。



『朝里ありがとう。パパ朝里と二人でずっと一緒にいたい。


朝里に彼氏出来たら多分嫉妬してしまう。


朝里をお嫁になんか行かせたくないんだ。


パパ朝里だけでいい。』




私は一瞬返す言葉が出ない。



ママがいなくてずっと二人だったから、



パパが私を溺愛するのも分かる。



でも彼氏も駄目で、結婚駄目だなんて、



私一生パパといるの?



それは絶対無理だから。



「パパの気持ちは嬉しいけど、私恋もしたいし、


結婚だってしたいよ。でもパパには隠れてしないから。


何でも話すから。


だからパパそんな事言わないで。」



パパが私を抱き締めた。



『パパは朝里が傷ついて泣くのはもう見たくない。


パパは朝里を泣かせたりしないから。』



パパが抱き締める力を強める。



パパ痛いよ。



パパが私を泣かせたりしない。



ってどういう意味?



パパは私の彼氏じゃないんだから!



パパ、どうしちゃったの?


パパ、私に彼氏が出来るのがそんなに嫌なの?