研吾君の気持ちはなんとなく分かる。



でもごめん。



研吾君の顔を見るのが辛い。



でも他の人にカウンセリングを受けるつもりはない。


研吾君だから何でも話せたんだよ。



他の人じゃ駄目なの!



私は最後のメールを打った。



《研吾君心配してくれてありがとう。


でも私研吾君だから、カウンセリングを受けたの。


研吾君だから何でも話せた。


他の人では駄目なんだ。


だからもうカウンセリングは受けない。


たけど心配しないで、私には真人と沙織博史がいるから、


もう人じゃないからね。


頑張って行ける。


私研吾君が好きでした。


私の初恋。


もう終わっちゃたけどね。

新しい恋見つけますから、研吾君は茉里さんと幸せになって下さい。


それから、このメールが研吾君に送る最後メールです。


研吾君のアドレス消去します。


研吾君ありがとう大好きだったよ!!》



送信とともに全てを消去した。