『なぁ、いつまであの二人を尾行するき? 』



「いつまでって、だって真人に頼まれたんだもの。」


『真人ヤツ何考えてんの。


沙織も断ればいいじゃん。』



そりゃそうだけど、『おまえまだ真人が好きなのか?』



何言ってるの博史は。



真人と博史と私の三人は幼馴染み。



小さい時から三人はずっと一緒だった。



たけど、小学校5年ぐらいからお互いを男女で意識するようになった。



小さい頃は真人が好きだった。



でも今は博史が好き。



博史は真人と違って、目立たない。



物静かで、いつもキャキャ騒ぐ私のそばにいて、



私のどうでも言い話しを一生懸命聞いてくれる。



そんな博史が愛しい。



私は横にいる博史の手を握ってしまった。



かなり驚く博史。



『沙織どうした? 』



「バカ私の好きなのは博史だよ。」



『沙織顔が赤い。』



博史がニヤニヤ笑った。