真人は自分のシャツを脱いで私の腰に巻き付ける。



「真人なんでこんな事するの?」



真人がいきなり私の頭を小突く。



『バカ駅の階段なんか登ったら、パンツ丸見えだろうが、


俺以外に朝里のパンツ見せたくねぇ。』



何だかおかしくて笑ってしまった。



だって真人パパみたいなんだもの。



「真人って保護者みたいだね。」



真人が私を引き寄せた。



『いいから俺に腕絡めて!危なかしくて、見てらんねぇよ。


クダグタ言わずに離れるな。』



真人の強引さが嬉しくて、真人の腕にしがみついた。


何故か余裕あるはずの真人の顔が真っ赤だった。



大人ぽい真人が可愛く思えた。