美沙は常に情緒不安定で薬を飲まないと眠れなかった。



でも朝里に振り回され、いつの間にか寝てしまう。


だから薬はもういいって笑っていたのに。



どうして朝里を嫌うのか?


美沙の中で何が壊れているように感じた。



美沙も傷ついているのかも知れない。



美沙を車に乗せ病院へ向かった。



小林先生は美沙を小さい頃から知っている。



小林先生から、暫く入院する事を進められるが、



美沙は納得しない。



小林先生が美沙の母親を呼んでくれた。



美沙が子供みたいに泣き出す。



美沙は安定剤を注射され眠った。



小林先生が、『美沙ちゃんの心がもの凄く傷ついている。


朝里ちゃんをそこまで嫌うには何か原因がありそうだ。


でも今は美沙ちゃんと朝里ちゃんを離した方がいい。

美沙ちゃんの事は僕とお母さんに任せて、


浩輔君は朝里ちゃんを頼むよ。


毎日は無理でも美沙ちゃんとこに来てやってくれよ。

美沙ちゃんは俺にとって娘みたいなもんだからな。


美沙ちゃんの親父は何考えてるんだか、家族より仕事が大事などうしようもない奴だよ。』