「最終的に、お前の穴に突っ込んだ奴の勝ちってことになったんだ」



彼は、そんな私にもお構い無しにとどめの一言を突き刺した。



「まっ…て……ゃ、…いやっ……!」



話を聞いているうちに呼吸が浅くなり、話そうとして開いた口は、言葉を発するよりも酸素を取り入れるために使われ始めた。



「ぉ…おい……」



そんな私を見て彼は動揺したらしく、顔をひきつらせながら身を引き始めた。