あたしは、津川ようこ。


都内の公立名門校に通う
女子高生。

学校に行くとうわばきの中には、毎日ごくろうさまなガビョウが

静かに入っている。


教室に上がればもう慣れてしまった沈黙が広がり、しらじらしい視線がぶつかる。

机を見れば、私に向けられた中傷の言葉。

ロッカーを開ければゴミが詰め込まれているし、トイレに行けば閉じ込められる。


それはもう半年以上続いている。