「別に変じゃねぇよ」



「え?」




美波の手をとり、ラブレターを渡す。




「誰だって恋くらいするだろ。

それが変だなんて思うのがおかしいと思うぞ?」




どうしたんだろうな、俺は。



どうゆうわけか美波をフォローする側になってしまってる。



ついでになんつぅハズいセリフを吐いてやがる、俺。




「………そう、だよね…。

そ、そうよ!
私が誰を好きになったっていいのよね!!」




切り替えが早いやつだ。



さっきまでの純情少女はどこいきやがった。



あっという間にいつもの美波に戻ってるし…




…いや、いつも通りではないか。