時を越えて君に

しばらく少女は考えた後、くるっと体の向きを変えた。



そして、湊と視線を合わす。




「あの………

驚かないで聞いてくださいね…?」



「驚かないでって………何に?」




すると、彼女は一息いれ、決心したように口を開いた。




「私は未来からきたんです」



「……………」




湊は無表情だった。



驚きもせず、身じろぎもせず、ただ静かに黙って彼女の顔を見た。



そして、ニコッと笑う。




「なるほどね………よし、わかった」



「ほ…本当ですか!?」



「ああ、もちろん」




そう言って、携帯を操作し、彼女へ渡す。




「とりあえず病院にいけ」