時を越えて君に

長い髪をかきあげ、眠たそうに目をこする。



本当に寝起きのようだ。



「ん………

ここは………?」




キョロキョロと辺りを見渡し、自分が今どこにいるのか確認しているようだ。



すると、ある一点で視線がとまった。



ある一点…とは、湊のことである。




「あの…
今は西暦何年ですか?」



「せ、西暦…?」




湊は驚いていた。



初対面の人物に西暦をたずねるだなんて聞いたことがない。



もしかしたら茜同様に変な女か?、と湊は疑惑の眼差しを送った。




「………言葉がわからない…わけじゃないですよね?

身なりからしたらそんな時代じゃないですし…」



「じ…時代?」




湊は確信した。



こいつは変な女だ。