時を越えて君に

「つまりだね…

これは女の子にとって、夢の本なのだよ♪」



「………は?」




わけがわからない、湊は心底思った。




お菓子の調理本が女の子にとって夢の本?


なら、女の子達はファッション雑誌などそっちのけで買うのか、これを?






………そこで、湊は考えるのを止めた。



そもそもの大前提である"普通の女の子"、これに茜が該当するはずなく、茜は"(超)変な女の子"なのである。




「………はあ。


俺にもわかるように説明していただけませんか、茜先生?」